理学療法士・作業療法士になりたい!と考えている社会人の方へ 向いている人 向いていない人

PT OT job change一般の人

フリーター、水商売の方、自衛官、プログラマなど様々な経歴を持った方がこの業界に転職してきています。皆さんが気になるお金のことも交えながら、この業界に向いている人、向いていない人について考えてみたいと思います。

向いている人

ある程度お金と時間に余裕がある人

専門学校または大学に通い卒業しなければ、国家試験の受験資格を取得することができません。

学費だけで安くても、450万から600万円程かかります。期間は最短で3年(専門学校)、多くは4年かかります。

その他に教科書代が、私の場合は30万程度はかかりました。また実習費用、用具代など諸々の費用がかかってきます。

人生の価値はお金ではない。そんなにお金儲けのことは考えていない人

医療、福祉の業界全体の給与水準は高くありません。全産業別に賃金を出してみると中の中から中の下です。

また、多くの職場で昇給金額があまり多くありません。

入職して間もない若い人の働き始めの頃のお給料としては悪くはありませんが、「家族を養うとなると、厳しい。」これが現実です。

雇用条件、労働環境よりも人の役にたつことが自分の幸せです。

あまり業界の規模も大きくないので、公立病院は別として、福利厚生も充実しているとは言い難いのではないでしょうか。完全週休二日制でない病院もまだ珍しくありません。

スポーツの経験がある人

病院によっては、スポーツでケガをした患者さんを担当する事もあります。あなたが青春を捧げた貴重な経験が患者さんの役にたちます。

また、理学療法士はスポーツマンタイプの人が多いです。しかもイケメン。女性の多い作業療法士の方はイケメン理学療法士と出会えるチャンスも多いです。

音楽や絵などの芸術的な事が好きな人

作業療法では大いに役にたちます。一緒に歌を歌う時の伴奏や、患者さんとの作品作りに生かされます。

家事など家庭的なことが得意な人

特に作業療法は生活リハビリと言っても良い側面があります。自分が朝起きてから、寝るまでに行っていること全 てが、役にたちます。

当然、家事動作を自分で行っていると、患者さんを指導する時に、より具体的なアドバイスができます。

モノづくりが好きな人

片手でボタンをはめる道具など、ちょっとした便利道具を作ったりすることもあります。

また、指をケガした患者さんの装具をその場で作ることもあります。手先が器用な人は重宝されるでしょう。

外国で働くことを考えている人

青年海外協力隊の募集では、リハビリ職の倍率は低いので、場所をえらばなければ、働ける可能性は高いです。(後進国ですが)

また、作業療法士の場合は「日本の作業療法士」の免許がそのまま有効な国もあるようです。

当然その国の言葉の習得は必要ですが、他の仕事で、自分の持っている資格がそのまま使えるケースは稀だと思います。

お年寄りと接することに抵抗がない人

幼児や子供、若者は対象者としては多くありません。基本、おじいちゃん、おばあちゃんが多いです。

潔癖症ではありません

訓練として、トイレ動作を指導したり、また、実際にトイレのお世話をすることもあります。あまりキレイとは言えない、お年寄りと接する時間が長いです。

事務的な仕事が苦手でも、なんとかなります

あくまでの純粋な事務職の仕事と比較しての話です。決まった様式で、時間内に仕上げるという仕事ではありません。生身の弱っている人が相手のお仕事です。そこが、良いところでもあり、難しいところでもあるますが。

向いていない人

お金を稼ぎたい。人よりもいい暮らしをしたい


リハビリ業界の給与は厚労省の資料によると、中の中から中の下に位置しています。バリバリ働いてバリバリ稼ぎたい!という方には向いていないのかもしれません。スタートの給与水準は決して低くないのですが、昇給が少ないところが多いです。

自分のオリジナリティ、創造性を社会に還元したい

標準的な治療法が国によって定められています。また診療報酬(リハビリに対する報酬の額)も国によって定められています。基本的に自由度が高い仕事ではありません。業務経験が豊富なベテランが行っても、新人が行っても病院に入ってくる収入はかわりません。

人を支えるより、自分が前に出たい人

自分がステージの中央に立って、パフォーマンスを披露するというよりは、ステージに立つ人を支える裏方的な職業と言っても良いのではないでしょうか?あくまでも対象者中心の仕事です。

肉体労働はイヤです。汚いこともできません

事務でも営業でもありません。基本は肉体労働です。おトイレに関わることも仕事の一部です。

人と接することが好きでない

医療技術職ではあるが、検査技師さんのように、機械操作やデータの解析といった仕事ではなく、人と直接接する時間がほとんどです。人と接することが苦手な人には辛い時間となりそうです。

でも、とっても魅力的な仕事です。

個人的にはとても大好きな仕事です。志を同じくする人に、一人でも多くの方が、この職業に就いてほしいと思っています。

作業療法士の仕事や、役に立つ記事が載っています。

この記事を読んで、モチベーションをアップさせていきましょう。

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