天才の仕事術 才能×集中力 その成果と関係性 最近の読書から

The relationship between concentration and achievement: From a recent reading一般の人

天才の仕事術を学んでみました。

最近、立て続けに仕事術に関する本を読みました。

「こち亀」の作者である秋本治先生の、「秋本治の仕事術」と、

「Windows95の産みの親」として有名な中島聡氏「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか?」の2冊です。

どちらの方もギネス級、世界が一変するようなインパクトを起こし、圧倒的な成果を出している方です。

雲の上の人過ぎて、私と比較する理由も全くない程の人が書いた本なんので、当たり前ですが、「全てが違い過ぎました!!」

「もっと早く知っていれば、もう少し違う人生だったのでは?」と思うほどでした。

まず、文章が読みやすいし、またエピソードの1つ1つが面白かったです。

「えっ、そんな方法あったの?」という目から鱗の発想を知ることができたり、「そこまで徹底して実行しているから、素晴らしい結果を残されたのだ。」と感心することが満載の2冊です。

本を手にとって読む良さを再認識しました。

本を読んでいる間は、本当に充実した時間を過ごすことができました。

最近はネット上で、ありとあらゆる情報を手に入れることができます。しかしこの2冊の本を読んで

あらためて、一冊の本を手に取って読むことの楽しさや、心や頭に残るインパクトの大きさを実感しました。

読んでいる時はもちろんのこと、読み終わった後も、じわっとした満足感が残っています。

そんなある種、天才と言ってもいいお2人の仕事術は、細かい部分で異なっていますが、その取り組み方の根っこにある考え方は、驚くほど、似通っていました。

能力・立場など、前提となる部分があまりにも違いすぎますが、、、。

お2人はその活躍のフィールドこそ、違えども、無から有を生み出すクリエーター。自分の頭脳を振り絞り、あらたな価値を生み続けてきた方です。

基本一人で完結するお仕事です。(実際は他社とのコミュニケーションや協働が要求される仕事ですが)しかも勤め人ではありません。

ですから、多くの人の働き方や職場環境と大きく異なっているので、当てはまらない部分が多いかと思います。でも基本となる考え方は皆さんにも大いに役に立つのではと思います。

以下、お二人に共通していることをあげてみました。

共通点1. 好きで好きでしょうがないことを仕事にしている。

大好きなことを仕事にしています。お2人とも三度の飯より漫画・プログラミングが好きという方です。

当然大好きな仕事なので、「もっと良い成果を出したい!」、「長くこの仕事についていたい!」 という強い思いが常に湧きあがっていました。

自発的に改善を重ねていく。すると、さらに良い成果が出る の素晴らしい上昇スパイラルの積み重ね的な生き方でした。

「まぁー。なんと、私の人生とは真逆なこと。」つくづくそう思いました。

これくらい、うまくサイクルが回っているからこそ、圧倒的な結果、他の人が真似できない成果を生み出すことができたのだと、妙に納得しました。

あたくしも40代、未だなんの成果も生み出していません。なんとか日々の生活を回していくだけで精一杯です。

また、今後もリハビリ業界で何か形に残る業績をあげることも無さそうですし、また欲求もございません。

だけど、この仕事は単純に好きであることは間違いありません。もっとリハビリという仕事に没頭しようと思いました。

共通点2.自分で納得するスケジュールを立て、実行している。

自律性ですね。物事に主体的に関わることの重要性を説いています。自分で決めて、それを実行に移す。

ここは勤め人であるサラリーマンには厳しい部分かと思います。でも、この考えは、業務の改善に役立ちますし、(業務改善に積極的でない上司もいるので難しいですが。)

仕事が終わったあとの、自分の自由時間の使い方に役立てられます。

共通点3.タスク管理の鬼 〆切に焦ったことがない。

2人とも方法は違いますが、スケジュール管理の鬼と言っても良い程スケジュール管理がうまいです。

漫画を描く才能、プログラミングの才能がそもそも尋常でないのですが、何よりも、スケジュールやタスク管理がすごすぎます。

共通点4.常に余裕を持って仕事に取り組んでいる。

お2人とも、そろって同じことをおっしゃていました

焦って仕事をして良い結果を得ることはできないので、常に余裕を持って仕事ができるようなスケジュールの管理や仕事の方法を実践しているとのことです。

そのための方法はお2人が大きく異なっているのが興味深いので、ご紹介します。

秋本先生は正に古き良きサラリーマンのように

仕事時間は9:00~19:00ときっちりと決めているそうです。基本的に残業はなし。

締め切り前の徹夜なんて、あり得ないという働き方です。これはスタッフも同じとのこと。

一方の中島さんはこれまた強烈な方法です。いろいろなノウハウがあって、ここでは説明しきれませんが、

簡単に言ってしまうと2:8の法則を全てに貫きとおしています。そして、(だから?)朝型です。

午前中のうちに、その日の仕事をほとんど終えてしますそうです。

ただ、その午前中の集中の仕方がハンパないです。午後は中島さんの言葉を借りれば、「流し」でやっているそうです。

共通点5.無駄な思考をしない 無駄な時間を極限まで削っている

お2人ともクリエーターです。“考える事”と”悩む事” は違うのですが、その辺、徹底しています。

あたくしなんか、本人は一生懸命”考えている”ようで、実際は同じとポイントでどうしようか、ただ、悩んでいるだけ、ということが多いのですが、(昔から気付いていましたが、未だに克服できていません。)

お2人の文面から、こと、仕事にとりかかった時には 悩む ということがあまり無いようにみうけられました。

非常に「合理的に物事を処理されているんだなぁ」 と思いました。

共通点6.すぐにプロトタイプを作ってみる

はじめから完全なモノを作ろうとしない。プログラマーである中島さんの場合はプログラムの「プロトタイプ」を作ってみせる。漫画家の秋本先生は、先ずはラフな「ネーム」を素早く作ってしまう。

そこに、あとは肉付けをしていくという仕事の仕方です。

本の中で中島さんは「彫刻を掘る時に眉毛から彫り始める人はいない。」と述べています。粗削りな全体像を作って、段々と細部をつめていく。

考えてみれば、当たり前のことですが、常にその姿勢で仕事に取り組んでいる様子でした。

共通点7.生き方が“集中力を持続させるための仕組み”そのものである。

まとめ的になりますが、お2人とも、無駄のない正のスパイラルがずっと続いてきて、今に至るという感じなのかなと思いました。

(中島さんは、途中で会社経営で苦い思いをされたことも書かれていますが。)

基本的には「苦労しました。」的な話とは無縁です。(好きな仕事だから苦労を苦労と思わないのでしょうか)。

また、集中を持続させるための小技も疲労してくれています。1番は余裕を持って仕事をすること。

そのためには綿密なスケジュール管理をし、中島さんは朝4時頃からロケットスタートを切り、秋本先生は徹底的に無駄を時間をなくすことです。

結果として、大脳生理にかなった仕事や時間の使い方をされています。

夜は脳にも一日の疲労がたまっていて、良い仕事はできないことを経験的に感じられている様子です。

だから、頭のコンディションが良く、他の人からの影響を受けにくい、朝の時間を大切にされています。

終わりに

仕事術、時間術に興味のある方はぜひご覧ください。自分には参考にならなくても、とんでもない成果を上げている方の秘密の一端がうかがえますよ。

 

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