大切なあなたへのお願い。デジタルディバイスとの付き合い方

How to interact with digital devices一般の人

毎日どれ位の時間、スマホ、PCに触れているのでしょうか?

今や、スマホやパソコンなしでは、私達の生活はなりたたないと言っても良いでしょう。

瞬時に知りたいことを教えてくれたり、リアルなゲームの世界に没頭できたりと。まさに万能の頼れる道具です。

職場では、カルテ記入はPCに、コロナ禍では、家族とはオンラインで面会したりと、仕事も成立しません。

私達はネットの持つ、安楽で低コストしかも、無尽蔵に楽しいことを経験できる。ことの虜になり、脳の思考パターンが乗っ取られているのではないでしょうか?

ちょっと面倒なことがあると、すぐに諦めてしまったり、自分の意にそぐわない出来事があると、攻撃的になったり、逆に自分のカラに閉じこもったりと。。。

日々無意識に繰り返している、デジタルデバイスの使用が、私達の脳を上記のような構造になるのを、助長している可能性も高いのではないでしょうか。

思えば、昔は牧歌的な時代だった。

おじさんが幼少から思春期の頃には、ネット環境はありませんでした。

とにかく、何をするにも手間がかかりました。知らなければ、本を買って読む。図書館で借りて読む。知っている人に聞く。場所まで出向いて、お金を払ったり、頭を下げたりして、、、。

手に入れた雑誌をカゴに入れ、見たい気持ちを必死にこらえながら、家までダッシュで自転車をこいで帰りました。

今は指先1つで多くのことが解決します。(するように思えます)家にいながら、車で移動しながら。昔のようなな手間はかかりません。

あなたの代わりに、面倒なことをやっている誰かがいます。

ではだれが、その手間を担ってくれているのでしょうか?決して太陽の光で明るく照らされたり、雨が降って水が確保できるのと同じように、自然とコンテンツが伝わってくることはありません。

そう、それは記事や、動画などの、コンテンツを作った人であり、ネット環境を構築し、支えている多くの企業、従業員の皆さんが汗をかいてくれています。

あなたの見えないところで、多くの人が汗を流しています。

あなたは、自転車をこいだり、恥ずかしい思いをしなくても、労なくして、必要な情報や、コンテンツを楽しむことできるのです。

お金を払うこと以外は。アイフォンの機種代、月々の通信料、会員限定コンテンツを見るための課金以外は。

しかし特に若い人に考えていただきたい。コンテンツを配信したり、インフラを維持、発展させる人はどれだけ汗をかいているのかを?

あなたが5分で読み終わったその漫画をアップするのに、作者は、何十時間も費やしているのかもしれません。

めちゃくちゃ優秀な人達が必死こいて、努力しています。

KDDIに入社できる程、優秀なエンジニアの皆さんが、ポテチをを食べながら、ソファーにすわっているあなたのために、どれ位、脳みそをしぼりばがら、時間とお金をかけながら、スマホの画面に情報を届けているのかを?考えてみてください。

決して楽してないよね。ちょっと考えてみるだけでも。

あなたの便利、楽しいを実現するために、その仕組みを作るために、優秀な人達が本気で取り組んでいます。

将来大人になった時、すっかりスマホに脳みそを乗っ取られているたあなたは、人に、価値のある何かを提供できるのでしょうか?

完成した姿を思い描き、1つ1つは単調な作業を、地道に積みあげていくことでしか、形あるものは作ることができません。

あのピラミッドだって、地道に1つ1つ意思を積み上げて完成させました。暑い中、何年もの歳月をかけて。

社会に出ると、はっきりした答えはありません。

社会に出ると、調べれば、答えがすぐに出てくる なんてことは、ほとんどありません。

自分で、チームで答えらしきものを作っていかなくてはなりません。また、先の見通しが立たない時も、その答えを求める努力をし続ける忍耐力が必要です。

若い、そこのあなた。

スマホの過剰使用は、あなたのがんばる力・貴重な時間を奪ってます!

ネット依存は、時間だけでなく、あなたの忍耐力や先の見えない中、自分なりの正解を出しながら、進んでいく力もそぎ落としている可能性が高いです。

スマホなどのデジタルデバイスとのお付き合いは、よほど慎重に考えながらにして下さいね。

だって、それらは、とても魅力的な光を放っているのだから。無防備なままつきあうと、その魅力的なデジタルの幻想に溺れてしまいます。

程よい距離感を自分で考え、適切な距離感を保ちながら、機器を使用してくださいね。
気が付いたら骨抜きにされていた。なんてことにならないように。

これからの日本、世界を担う大切な「あなた」へのお願いです。

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